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どうも、うどうです

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バドミントン大会

先日の日曜日、ちびつんがバドミントンの大会に初めて参加しました。

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寝転がって友達の試合を観戦するちびつんペア。マナーもへったくれもない。緊張感のかけらもない。

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午後の試合の後でお腹が減り、みんなが真剣に試合をしている中、お昼に食べきれなかったお弁当をひとり食べるちびつん。マナーもへったくれもない。緊張感のかけらもない。


その開会式でぼくは挨拶をするはめに。
詳細は以下にて。








  バドミントン大会とぼくの緊張


 おちびちゃんが所属している、そしてぼくが保護者会長をさせていただいている、今年の4月に発足したばかりのジュニアバドミントンクラブが初めて主催した大会が開催されました。
 こんなにチャランポランでどこまでも頼りないのに、発足した最初の飲み会の席でなぜだか会長に任命(押しつけ)されたぼくは、大会一週間前の役員会で、開会式で挨拶をするという大役を監督より命じられました。「大会を主催する」と聞いたその日から、うすうす危惧していたことが現実となった瞬間でした。見ている人にまで分け隔てなく緊張を与えるほどの超スーパーデンジャラスあがり症なぼくは、それからというもの、それはもう不安との戦いでした。この大会は県内全域のジュニアチームに案内を出した、そこそこ大きい大会です。ぼくは想像しただけで震えあがりました。そのことを子供がテニスをしていて保護者会長の経験もある友達に話すと、「普通、挨拶は監督じゃない?」と言われ、別の何人かにも同じことを言われ、そんなこと思いもしなかった自分の単純な脳みそを呪いました。

 それからというもの、単純な脳みそからひねり出した挨拶文を、車を運転しながら、お風呂に入りながら、用を足しながら、何度も何度も何度も何度も練習し、おちびちゃんとお嫁さんからの「またか」「しつこい」といった心ない迫害にも耐えながら、寝ても覚めても練習しました。
 大会前日にはもう軽々とソラで言えるくらいになっていたぼくは、「これなら絶対大丈夫」と自分に言い聞かせ、その晩はすごく穏やかな気持ちで入眠しました。ところが、不安と緊張のためか、はたまたお嫁さんの鼾のためか、夜中の三時頃に突然目が覚めました。そして眠れなくなったのです。ぼくは気持ちを落ち着かせるために、布団の中で挨拶文を何度も暗唱し、また再び眠りについたのは、それから一時間以上も経ってからのことでした。

 当日の朝も会場に向かう車の中で練習し、会場では駐車場整理をしながら練習し、そして、ついにその時はやってきました。
 予定より少し早く、開会式は始まりました。まずは来賓である町の体育協会会長の挨拶です。体育協会会長のおじさんは、野太い声で豪快な挨拶をされました。しかしまったくと言っていいほどその内容はぼくの耳に入ってきません。なぜなら、その次がいよいよぼくの番だったからです! 幸い、おちびちゃんがすぐ目の前にいたので気持ちが和み、思ったほどの緊張は感じていません。これならいける。ぼくはそう思いました。鼻息荒くマイクを握り締めるぼくを、おちびちゃんたちがニヤニヤと見ています。おはようございます。ぼくの声が会場に響き渡りました。何度となく練習してきた挨拶文の第一声です(この練習中に、何度おちびちゃんとお嫁さんが反射的に「おはよう」と返事をしたことでしょう。いい加減に慣れろよ、という気持ちでした)。血ヘドを吐くような練習の甲斐あって、挨拶文はスラスラと出てきました。しかし先に進むにつれ、緊張のせいかどんどんと早口になりました。「だんだん」じゃなく「どんどん」です! 早口になるにつれ、ぼくの緊張もどんどんと高まりました。目は泳ぎ、声はうわずります。呼吸もままならず、まずいまずいと思いつつも修正することができません。こうなることを恐れ、練習の時は「ゆっくり喋る」を心掛けていたのに、それもとんだムダ骨でした。そうして、早口のまま挨拶文は佳境へと突っ走りました。極度の緊張のため滑舌も悪くなり、しかも早口。こんな危険極まりない状況が他にあるでしょうか。ぼくは緊張のかたまりでした。それでも、ついにひとつのつまづきもなく、奇跡的に挨拶は締めの言葉に入ったのです。
 その時でした。

「……挨拶とさせていただきます。ありとました。」

 ありとました。聞いたことのない単語ですが、ものすごく早口で言った「ありがとうございました」の変化形です。しかも、ものすごく滑舌悪くゴシャゴシャッとした感じの。最後の最後にこんな落とし穴が待っていようとは。たった二分足らずの緊張の旅は、こうして切ない幕を下ろしたのでした。
 乾いた拍手の中、ぼくは呆然としたまま監督にマイクを渡しました。ぼくはもう、みんなの顔を見ることができません。追い打ちをかけるように、この後の進行や保護者へのお願いを、監督が、それはもう堂々とした態度で、思いつくままにテキパキと説明しました。ぼくは恨めしい気持ちでその姿を見つめたのです。

 さて、大会はというと、多少のトラブルはありましたが、全て滞りなく進み、おちびちゃんのペアも1~3年の部で思いもよらぬ三位入賞を果たし(6チームでのリーグ戦。しかも6チーム中5チームがうちのクラブ)、表彰状と景品をいただき、めでたくお開きとなりました。
 最後に監督が「来年は四国大会を開催しようと思う。うどうよろしく」と言いました。ぼくはもう嫌です。
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by kawazoeudou | 2015-11-17 00:32 | 詳しい日記
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